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6CA7 シングルアンプの製作

2004/05/30完成


1作目の2B94送信アンプが完成しましたが、発熱が結構あり、電源ON後数時間で
ケースがかなり熱くなります。トランスを定格いっぱいで動作させているので、トランスで発生した
大量の熱がケースに伝わっているのでしょう。
内部の抵抗なども発熱しますので、長時間動作させるのが怖いです。
普段聞くのはいいのですが寝室で寝るときに使うのはちょっと・・・・という感じです。
起きたら家が無かったではシャレにならないので(笑)

というわけで寝室でも使える低発熱のアンプを製作しようと計画を立てました。
早速秋葉原に行き、うろうろしていたところ、6CA7(EL34)が安く売っていたので
衝動買いしてしまいました。これで出力管が強制的に決まりです(^^;;

IAO(中国のメーカーらしい)EL34(6CA7) 電力増幅用5極管


1本\2,000で購入しました。
※後日談:\2,000はそんなにも激安価格ではないみたいです。

本来この球はシングルでも数十Wの出力が出ます。が、今回はIpを少なくして
発熱を抑えることにします。出力はトランスの関係もありますので3Wが目標です。

次に初段(First Stage Amp)を決めます。
試作時は6AU7を使ってみたのですが、μが低いせいか、
6CA7を十分にドライブすることが出来ませんでした。音が小さいです。

というわけで、前作にも使用した6SL7に決定です(^^;;
12AX7も魅力的だったんですが、意外に高いんですね・・・

SYLVANIA VT-229(6SL7) 双3極管

VTなので軍用管です。耐久性はバッチリです。

今回も「魅力ある真空管とアンプ・ラジオ」(鈴木様)の回路図を参考にさせていただきます。
ただ今回はIpを少なくするのとトランスに汎用品を使う関係上、回路の変更が必要になります。
早速、簡易試作電源装置を使って試作を行います。



試作している写真です。
今回使ったB+電源トランスは100V→200Vのトランスで、50VAしか容量
がありませんので、B+を250Vに決めIpは20mA程度流します。


回路が決まりましたので、部品を調達します。
トランス類は秋葉原で購入し、残りの部品は地元の部品屋を巡って
すべて購入することが出来ました。


写真にはトランスが4つしか写っていませんが、
実際にはB+(1個)、ヒーター(2個)、出力(2個)の5個を搭載します。
トランスを汎用品にしたため、今回の部品代は1万ちょっとでした。

早速、ケースの加工を行います。
GT管用の穴は自由錐で開けました。自由な大きさの穴が空けられて
とても便利です。

穴あけが終わり、塗装後に乾燥させている写真です。
今回はベージュっぽいいろに塗ってみましたがとてもきれいに塗れました。

塗装が終わったあとはいよいよ配線作業なんですが・・・・
今回も途中経過の写真がありません(笑)

配線後の内部写真なんですが、今回はとてもすっきりとした配線になっています。
自己バイアスにしましたので配線もシンプルです。
熱くなるセメント抵抗をなるべく他の部品から離して、放熱にも考慮しました。

いいですね〜 トランスがちょっと格好悪いですが値段相応ですね。
しょうがないです。なんか全体的に安っぽく見えてしまいます。
あと、底板がないので木を使って自作します。


レタリングもして堂々完成です!!

早速音出ししてみました。
とにかく低音がすごいです!!2B94は高音がきれいで飽きない音だったんですが
こちらは低音が良く出ていてとても聞きやすい音です。
球によって音に個性があります。やっぱり真空管は奥が深いです。
低能率のスピーカーだとボリュームを半分以上回すと音が歪んできてしまうんですが
高能率のスピーカーにつなぐと、屋根が吹っ飛ぶほどの大きな音が出ます。
球の発熱もとっても少なく、電源投入後10分ぐらいは球に触っても全然平気です。
24時間エージングをしてみましたが、ケースも人肌よりちょっと暖かい程度にしか
温まりませんでした。内部も大きな抵抗を使ったので余裕があります。


  回路図※そのうちUPします。